ふと、甘いものでホッと一息つきたい瞬間ありませんか?
仕事や家事を頑張った一日の終わりに、とろけるようなチョコレートで自分を労いたい。
いつものチョコレートとは一味違う、カカオ豆の産地による香りの違いや、奥深い世界をじっくりと堪能したい。
そして、大切なあの人へ「本当に美味しい」と心から喜んでもらえる、間違いない贈り物を探している。
私たちの日常には、チョコレートに何かを求める、様々な気持ちが転がっています。
そんな、あなたの様々な「したい!」という気持ちに、ピタッと寄り添ってくれるチョコレートブランドがあります。

それが、北海道が誇るROYCE’(ロイズ)です!
この記事では、ROYCE’の数ある商品の中から、私が実際に食べて感動した、魅力の全く異なる2つのチョコレートを徹底レビューします。
ROYCE’(ロイズ)とは?北海道で愛され続けるチョコレートブランドの人気の秘密

ROYCE’ってどんな会社?
ROYCE’は、1983年に北海道札幌市で創業しました。「北海道の地で本場・ヨーロッパに負けないチョコレートをつくりたい」という思いを原点に、今や日本全国、そして世界へとその美味しさを届けています。
ロイズの生産拠点であるチョコレート工場は、札幌市の中心部から車で40分程の当別町という場所にあります。
冬には真っ白な雪原が広がり、夏は涼しく低湿。北海道の気候は、チョコレートにとっても理想的なのだそうです。
人気の秘密:なぜ私たちはROYCE’に惹かれるのか?
ROYCE’が絶大な人気を誇るのには、明確な理由があります。
- 理由① 素材への絶対的なこだわり
美味しさの原点は、なんといっても素材の質。カカオや洋酒、ナッツなど世界各地から理想の素材を探し出します。特に、カカオに関しては「チョコレートをカカオ豆からつくりたい」という夢を叶え、2014年に南米・コロンビアにカカオの自社農園「ロイズカカオファームインコロンビア」を設立。ロイズだけのチョコレートが誕生したんです。 - 理由② 唯一無二の「口どけ」
ROYCE’を語る上で欠かせないのが、ブランドの代名詞でもある「生チョコレート」。その水分量は17~18%と、生チョコレート規格の基準をはるかに上回っています。この水分量の多さがシルクのようになめらかで、すーっと消えていく究極の口どけを実現しているのです。
※「生チョコレート」の規約
「生チョコレート」と表示するための条件のひとつとして生クリームが全重量の10%以上で、水分(生クリームに含有されるものも含む)が全重量の10%以上である、と定められています。
(「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」による)
- 理由③ 驚きのコストパフォーマンス
本格的な品質でありながら、デパ地下に並ぶ海外の高級ブランドチョコレートと比べると、比較的手に取りやすい価格も大きな魅力です。日常的に楽しめるプライスであることも親しみを生み、多くのファンを掴んでいるのでしょう。 - 理由④ 飽くなき探求心と遊び心
定番の生チョコレートや板チョコレートはもちろん、塩味のきいたポテトチップの片面にチョコレートをコーティングした「ポテトチップチョコレート」のような、斬新で遊び心あふれる商品も大人気。食感、味わい、組み合わせといったロイズならではの「オリジナリティ」を大切にしています。さらに、季節ごとに登場する限定フレーバーは、私たちを飽きさせず、常に新しい発見とワクワク感を提供してくれます。
【癒されたいあなたへ】とろける口どけの代名詞「生チョコレート」

「今日は疲れたな…」「とにかく癒されたい」「ギフトで絶対に失敗したくない」
そんなあなたの気持ちに完璧に応えてくれるのが、この「生チョコレート」です。
ネロリの家の近くには、ROYCEの店舗があります。
しばしば訪れるのですが、先日子どもにソフトクリームを買いに行った際に生チョコが食べたい!とおねだりされ、1番人気の生チョコオレを購入。
実はROYCEの生チョコは食べたことがなかったんです。冷蔵品ですので、何か用事がまだある時は買えないので気にはなりながらも見送っていました。
ようやく購入に至ったので、実食レビューします。

箱を開けると、ココアパウダーをまとった、美しく敷き詰められたチョコレートがずらり。まずはなんといっても整った美しい見た目!が最高。
等間隔にキレイにカットするのは手作りではできません。すでにこの瞬間から特別な時間が始まります。
見て楽しんだ後は、いよいよ実食。

ココアパウダーの奥からほんのり冷たい生チョコが口の中で溶けだします。
すぐにドロッと溶けることはなく、ゆっくりじっくり熔けていきますので至福の時間を長く楽しめます。
チョコレートの芳醇な香りが口の中いっぱいに広がります。
生クリーム感がしっかりあり、とにかくまろやか!
噛んだ時の歯ざわりは硬すぎす柔らかすぎず、少し粘度があり、ゆっくりと形を変えるようなとろりとした質感です。
この至福の時は、きっとあなたの「癒されたい」思いを裏切らないはずです。
最高の食べ方の提案
温かいストレートティーやブラックコーヒーと一緒にどうぞ。
チョコレートの甘さとドリンクのほろ苦さが絶妙にマッチします。
食べる前に少しだけ冷蔵庫から出し、常温に近づけておくと、より一層とろける食感を楽しめますよ。
【探求したいあなたへ】カカオの奥深さを知る「オリジンチョコレート カカオ60%」

「いつもの甘いチョコとは違う、何か新しい発見がしたい」「チョコレートの本当の味を知りたい」「お酒と一緒に楽しめる、こだわりの一枚を探している」
そんな知的好奇心旺盛なあなたには、「オリジンチョコレート」を強くおすすめします。
産地によって異なる多彩なカカオの個性を引き出した4種類のミルクチョコレートがひと箱におさめられてびます。
カカオ分は、ミルクチョコレートでありながらそれぞれのカカオの魅力が際立つカカオ分60%。
フローラル、フルーティ、ナッティといったカカオの特長がミルクと一緒になることで、それぞれのまた異なる魅力が引き出されるような配合に仕上げています。
見て、ふれて、香りと味わいをじっくりと食べくらべて、舌の上に流れる至福の時間を楽しみましょう。

薄くて美しいフォルムのチョコレートを一枚、指でパキッと割る。
そのシャープで心地よい音からして、生チョコレートとは全く違う体験が始まることを予感させます。
口に含むと、カカオ60%ならではのしっかりとしたビター感。
しかし、それは単なる苦さではありません。フルーティーな酸味や、まるで果実をかじったかのような華やかな香りが鼻に抜けていきます。
それでは、実食レビューに移りましょう。
・ペルー

スタンダードなミルクチョコといった印象
ほんのりほろにがなカカオ感 最後にちょっとだけ苦みが残る?
クセはあまりなく食べやすい
フルーティ感は弱いが、溶けた終盤に若干するくらい
甘さ ☆☆☆☆
苦み ☆☆
酸味 ☆
クセ ☆☆
香り ☆☆
・エクアドル

ミルク感しっかり 柔らかくてマイルドで口溶けが良い
ペルーよりもクセがない
鼻に抜ける香りがややフローラル調
甘さ ☆☆☆☆
苦み ☆
酸味 ☆
クセ ☆☆
香り ☆☆☆
・ブラジル

ベリー系のフルーティ感というだけあって、さわやかな甘み
ベネズエラ、エクアドルが重ためなので、こちらは随分軽く感じられる
食べ終わった後の口の中に少し酸味が残る
甘さ ☆☆☆
苦み ☆
酸味 ☆☆
クセ ☆☆
香り ☆☆☆
・ベネズエラ

クセもなく、チョコらしいチョコといった感じ
甘さはしっかりあるが奥にほんのりとした苦みやナッツ感が感じられ、もたつかない
万人受けしそう
最後までしっかりミルク感を感じられる
甘さ ☆☆☆☆☆
苦み ☆
酸味 ☆
クセ ☆
香り ☆☆
※ ☆表記は個人的感想によるものです。
「これがカカオ本来の味か!」と、思わず感動してしまうはず。
産地ごとの個性を楽しむことができる奥深く、複雑で、知的な味わいがここにあります。
ペアリングの提案
このチョコレートの持つ酸味とビター感は、お酒との相性も抜群です。
スモーキーな香りのウイスキーと合わせれば互いの香りを引き立て合い、フルボディの赤ワインと合わせれば、ワインの持つタンニンとチョコレートの渋みが心地よく調和します。まさに、大人のための嗜好品です。
ROYCE’(ロイズ)の商品はどこで買える?

ロイズの直営店は北海道内にのみあります。
直営店では多彩なラインナップや期間限定商品の他、一部店舗ではパンやソフトクリームなども販売しています(ネロリの家の近くにある直営店でよくソフトクリームを頂きますが、とってもなめらかでミルクの味が濃くて美味しいです)。
また、道内の空港やお土産店などでも主力商品を中心に販売されており、北海道のお土産の代表格と言っていいでしょう。
さらに、オンラインショップをはじめとした通信販売での商品購入が可能ですので、全国どこからでもロイズの商品を堪能することができます。
期間限定で、全国各地の百貨店催事に出店することもあるようです。
まとめ:今日のあなたはどっちの気分?あなたの求めるものがROYCE’にあります

今回は、ROYCE’(ロイズ)を代表する「生チョコレート」と「オリジンチョコレート」をレビューしました。
究極の口どけで私たちを癒してくれる「生チョコレート」。
カカオの奥深い世界へと誘ってくれる「オリジンチョコレート」。
この二つは、同じブランドから生まれたとは思えないほど、全く異なる魅力と役割を持っています。
次にあなたがチョコレートを求めた時は、ぜひこの記事を思い出してみてください。
今日の気分は「癒し」ですか?それとも「探求」ですか?
その答えによって選んだ一枚は、きっとあなたの日常を、より豊かで特別なものにしてくれるはずです。

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